短母音+子音 中学英語

英語比較級を学習中の中2生徒さんから質問がありました。
「hotの比較級はhotterとtを重ねるのに、shortの比較級はなぜshorterでtを重ねないのですか?」

だれでも一度は疑問に感じることがあるポイントだと思いますので今日はこの点について解説します。

hotがtを重ねて比較級をつくるときにhotterとtを重ねるのは、hotの語尾が短母音+子音という発音になっているからです。
まず母音と子音について見てみます。
母音とは、発音が「ア・イ・ウ・エ・オ」となるものをいいます。
短母音とは、母音の中でも「アッ」・「イッ」・「ウッ」・「エッ」・「オッ」と短く発音する母音のことをいいます。
子音とは母音以外の発音となるものをいいます。
hotの発音をあえてカタカナで書くと「ホット」となります。
語尾が、「オッ」という短母音と「ト」という子音の組み合わせになっています。
このような「短母音+子音」という組み合わせになっているときは最後の文字を重ねます。
一方shortの発音をあえてカタカナで書くと「ショート」となります。
語尾が「オー」という長母音と「ト」という子音の組み合わせになっています。
「オー」は伸ばして発音するため短母音ではなく長母音という発音になります。
したがって「短母音+子音」という組み合わせにはならないため最後のtは重ねなくて良いのです。

比較級をつくるときだけではなく最上級のestをつけるときにも同じようなことがいえます。
あるいは進行形のing(現在分詞)をつくるときにも同じよう決まりがあります。

母音・子音といった発音をカタカナ表記で表しているため、正確な発音と一致しない点があることなどはご容赦ください。
あくまでも大まかな仕組みをつかむといった意味でご参考にしていただければと思います。

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