インプットとアウトプット

生徒さんの勉強の仕方を見ていると様々なやり方をしていることに気がつきます。
勉強のやり方は人それぞれなので、唯一絶対の方法はありません。
自分が手ごたえのある勉強ができていればそれはその人にとっては良い勉強法と言えるでしょう。

「この問題がわかりません。」という質問をよくしてくれる生徒さんがおります。
質問をする積極性は良いのですが、質問してくれた問題は教科書を読めばそのまま答えが書いてあるレベルのものです。
つまりその生徒さんは、「わからない」のではなくまだ何も「読んでいない」状況なのです。
何も読んでいない=何も頭の中に入っていない状況で答えを考えても当然答えは浮かんできません。
まずは考え方や用語などをインプットする作業が必要です。その中から問題に適した解答をアウトプットしなければならないのです。
何もインプットされていない状況でアウトプットはできません。
ここが欠落している生徒さんが案外多いのが実情です。
空っぽの財布を持って買い物に行っても、お金は出てこないので買い物ができないのと同じです。
問題を解く前に教科書の該当するページを必ず読み、整理・暗記の作業をを行ってから問題を解くように生徒さんには話しております。

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