効果的な質問

授業中に生徒さんから質問を受けることがあります。
的を得た効果的な質問もあれば、そうでない質問もあります。
それでは効果的な質問とはどのような質問なのでしょうか?

基本的に勉強はまずは自分の力で考えて進めていくものです。学校や塾の授業で習ったことをまずは自分の頭で考え、整理することがスタートです。その整理した知識を問題に当てはめ解けるかどうかやってみる。簡単に解けない問題があってもすぐにあきらめず、限界までチャレンジしてみる。それでも行き詰ったときにする質問は効果的な質問であると言えます。
一方、ポイントを整理することもないままいきなり問題に入り、解らないとすぐに質問する生徒さんがいます。これは上手な質問とは言えません。ポイントを整理し、自分の頭で考えるという過程なしにいきなりする質問は効果が期待できません。このような生徒さんはその場は説明を聞いて分かったつもりで帰っても、次に授業に来る時にはすっかり忘れしまっていることがよくあります。自分で苦労して考えた上での質問でないため記憶に残らないのです。

自分で解決できない疑問を質問することは大切なことです。しかし、自分の頭で考えることなしに何でもかんでも質問する「質問マニア」にならないように注意してください。

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