正・負の数の乗法 中学数学

今回は正の数・負の数のかけ算(乗法)のやり方について解説します。
2数の乗法の場合と2数以上の乗法の場合とに分けて説明していきます。

➀2数の乗法
まずは答えの符号を決めます。
(+)×(+)→+
(-)×(-)→-

(+)×(-)→-
(-)×(+)→-
つまり、同符号どうしの乗法では答えは正の数に、異符号の乗法では答えは負の数になります。
その符号に絶対値の積をつけたものが最終的な解答になります。

(例)
(+2)×(+3)=+(2×3)=+6
(-2)×(-3)=+(2×3)=+6
(+2)×(-3)=-(2×3)=-6
(-2)×(+3)=-(2×3)=-6

➁3数以上の乗法
同じく最初に答えの符号を決めるとよいでしょう。
かける数に負の数が偶数個ある場合→+
かける数に負の数が奇数個ある場合→-
この符号に絶対値の積をつけたものが最終的な解答になります。

(例)
(+2)×(-3)×(-5)×(+4)×(+1)
 ※この中で負の数は(-3)と(-5)の2つになります。
 2つは偶数個になりますので答えの符号は+になります。
=+(2×3×5×4×1)
=+120
となります。

(-2)×(+4)×(-1)×(-5)
 ※この中で負の数は(-2)と(-1)と(-5)の3つになります。
 3つは奇数個ですので答えの符号は-になります。
=-(2×4×1×5)
=-40
となります。

まず最初に答えの符号を決め、それに絶対値の積をつけるというのが基本的な考え方になります。

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