促成栽培と抑制栽培 中学地理

中学地理で「促成栽培」と「抑制栽培」という言葉について学習します。
この2つの言葉に共通するポイントと違いについてみてみます。

どちらも日本の農業に関連する用語です。
農業では様々な作物を生産・出荷し収入を得ますが、当然できるだけ高い価格で売れた方が良いことになります。
市場に商品が多く出回っているときはその商品の価値は低く、値段も安くなってしまいます。
反対に、市場に出回っている商品が少ないときはその商品の価値は高く、値段も高くなります。

その作物が「旬」で多く出回っているときを避け、時期をずらして生産・出荷するのが促成栽培や抑制栽培です。
本来の時期をずらして出荷し、高い値段で売れることを目的にしていることが共通点になります。

時期をずらす方法の違いが相違点になります。
促成栽培は温暖な気候を利用し、ビニルハウスや温室などを使うことで本来の時期より出荷時期を早めて栽培することです。
中学社会では宮崎県や高知県などがよく出題されます。
一方抑制栽培は冷涼な気候を利用し、本来の出荷時期より遅らせて栽培することです。
長野県の高原地方などがよく出題されます。
出荷時期を早めるか遅らせるかが2つの相違点になります。

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