円高と円安 中学公民

円高と円安について解説します。
1ドル=100円の時と1ドル=200円の時を比べて解説したいと思います。

100円と200円を比べると200円の方が金額が高いので1ドル=200円の時の方が円高ではないかと勘違いしている生徒さんがおります。
円高・円安とは金額の多い少ないではなく、円の価値が高いか低いかを表すことばになります。したがって、1ドル=100円の方が円高、1ドル=200円の方が円安となります。
価値が高いものは少ない数でも大きな力を持ちます。逆に価値が低いものは多く集めないと力を持ちません。
円をドルに交換する際に、1ドル=100円の時は円高で円の価値が高いので100円硬貨1枚だけで1ドルと交換してもらえます。一方、1ドル=200円の時は円安で円の価値が低いので100円硬貨2枚でないと1ドルと交換してもらえません。円高の時は円の価値が高いので「100円硬貨1枚だけでいいですよ。」、円安の時は円の価値が低いので「100硬貨2枚でないと交換してあげませんよ。」といったイメージです。

円高と円安による影響について輸出入について考えてみます。
例えば日本でお皿を作り輸出し、アメリカで10ドルで販売するとします。そのお皿が1枚売れて10ドルをもらいました。それを円に交換するとします。
1ドル=100円の時は10ドルで1000円と交換してもらえます。1ドル=200円の時は10ドルで2000円と交換してもらえます。同じ皿が1枚売れたのに手元に入ってくるお金がこれだけ違ってきます。当然2000円もらった方が利益が大きくなるので輸出業者にとっては円安が有利で円高が不利になります。
逆に、アメリカで10ドルで販売しているお皿を買って輸入し、日本で販売するとします。10ドルのお皿を買うために円をドルに交換します。1ドル=100円の時は10ドルに交換するため1000円の支払いが必要です。1ドル=200円の時は10ドルに交換するため2000円の支払いが必要です。同じ10ドルのお皿を買うのにこれだけ支払う金額が違ってきます。当然1000円で買えた方が支払いが安く済むため、輸入業者にとっては円高が有利で円安が不利になります。

具体的な金額を当てはめて考えてみるとイメージがしやすくなると思います。

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