前回に続き主格の関係代名詞について解説します。
まずは、主格の関係代名詞を使った文の訳し方です。
一言でいうと、「関係代名詞で始まる1つの意味のまとまりが、直前の先行詞を説明する」ということがポイントになります。
例文を見てみます。
➀He has a friend who lives in Tokyo.
この文では、who lives in Tokyoが直前のa friendを説明するように訳します。
よって、「彼は東京に住んでいる友達がいます。」となります。
➁The cat which is sleeping on the chair is Tom’s.
この文では、which is sleeping on the chairが直前のThe catを説明するように訳します。
よって、「イスの上で眠っている猫はトムの猫です。」となります。
次に、2つの文を関係代名詞を使って1つの文にする方法を考えます。
例題を挙げます。
(1)I have a book. It was written in English.
➀まず、2つの文に共通する人や物があります。それに印をつけます。
ここでは、前の文のa bookを後ろの文ではItに置き換えているのでそこが共通部分になります。
I have a book. It was written in English.
➁前の部分の印までを書きます。そこまで書いたら後ろの文の印の部分を関係代名詞に変えてそのまま続けて書きます。
I have a book which was written in Enlish.
これが正解になります。
もう一つやってみます。
(2)The girl is my sister. She is runnning in the park.
➀共通部分に印をつけます。
The girl is my sister. She is runnning in the park.
➁前の文の印までを書き、そこまで書いたら後ろの文の印の部分を関係代名詞に変えてそのまま書きます。
The girl who is runnning in the park
➂最後に前の文の残りを書きます。
The girl who is runnning in the park is my sister.
これが正解になります。
実はこの2つが2文を1文にまとめるパターンになります。
1つが(1)のように、前の文に付ける印が文末にあるケース。
もうひとつが(2)のように、前の文に付ける印が文頭にあるケースです。
関係代名詞は難しいという生徒さんも多いのですが、パターンをしっかりつかめば機械的に正解を出せる文法でもあります。
まずは慣れることが大切です。
どんどんノートに英文を書いてみましょう。