簡単な整数に置き換えて考えてみる 小学算数 


小学校算数の問題です。
$$\frac{5}{8}mの重さが3㎏の鉄の棒があります。この鉄の棒1mの重さは何㎏ですか。$$
$$このような問題が出ると、\frac{5}{8}÷3なのか3÷\frac{5}{8}なのか迷う生徒さんがいます。$$
では、次の問題はどうでしょうか。
3mの重さが9キログラムの鉄の棒があります。この鉄の棒1mの重さは何㎏ですか。
この問題だと9÷3で3㎏と答えられる生徒さんの数は多くなります。
分数が入るととたんに混乱を起こす生徒さんがおりますが、分数が入っても仕組みはまったく同じです。
1mあたりの重さを求めるのでmで割ります。
$$すなわち、3÷\frac{5}{8}という計算をします。$$
$$3÷\frac{5}{8}=3×\frac{8}{5}=\frac{24}{5}㎏が正解となります。$$
分数が入って混乱した時は、簡単な整数に置き換えて考えてみるのも1つの方法です。

もうひとつの覚え方としては次のような方法もあります。
(例1)・・・・。1mあたりの重さを求めなさい。
➡〇÷△の△にmのついた数字が入ります。1mあたりの重さを求めるのでmで割るのです。
(例2)・・・・。1㎏あたりの値段を求めなさい。
➡〇÷△の△に㎏のついた数字が入ります。1㎏あたりの値段を求めるので㎏で割るのです。
(例3)・・・・。1ℓあたりの重さを求めなさい。
➡〇÷△の△にℓのついた数字が入ります。1ℓあたりの重さをを求めるのでℓで割るのです。

この問題に限りませんが、1度仕組みが理解できれば自信をもって答えられるようになるはずです。
頑張ってチャレンジしてください。

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