現在完了形のまとめ 中学英語

中3英語で現在完了形について学習します。
今回は現在完了形の用法についてまとめてみたいと思います。

現在完了形を学習するまでに中学校では現在形・過去形・未来形の3つの時制について学習します。
基本的には、現在形は現在だけのことを、過去形は過去のある1時点だけのことを、未来形は未来のある1時点だけのことを表します。
それに対し現在完了形は過去から現在までの2つの時制を含む文法になります。これをイメージしながら現在完了形のそれぞれの用法を見ていくことが大切になります。「過去から現在までの間に」ということを常に意識しながら考えていきましょう。

➀継続用法
I have watched TV for three hours.
(私は3時間ずっとテレビを見ています。)
He has lived in Tokyo since he was ten.
(彼は10歳の時からずっと東京に住んでいます。)
継続用法ではforやsinceがよくいっしょに使われます。forやsinceがあるときは継続用法であると判断する要素になります。
forは継続している期間を表し、「~間」と訳します。sinceはその動作が始まった起点を表し、「~から、~以来」と訳します。
継続用法の文を疑問文にするときはhave(has)を文の先頭に出します。否定文にするときはhave(has)の後ろにnotを付けます。

➁完了用法
She has just finished her homework.
(彼女はちょうど宿題を終えたところです。)
Tom has already eaten lunch.
(トムはもう昼食を食べてしまいました。)
完了用法ではjustやalreadyがよくいっしょに使われます。justやalreadyがあるときは完了用法であると判断する要素になります。justが使われているときは「ちょうど~したところだ」、alreadyが使われているときは「もう(すでに)~してしまった」と訳します。
完了用法の文を疑問文・否定文に書きかえると次のようになります。
She has just finished her homework.
→疑問文 Has she finished her homework yet?
(彼女はもう宿題を終えましたか。)
→否定文 She has not finished her homework yet.
(彼女はまだ宿題を終えていません。)
疑問文・否定文に書きかえると、just・alreadyはyetという単語に変わり文末に付きます。同じyetでも疑問文では「もう」、否定文では「まだ」と訳し、違う意味になることに注意しましょう。

➂経験用法
You have visited Ken’s house twice.
(あなたは2回ケンの家を訪れたことがあります。)
経験用法ではbefore(以前に)、1回(once)、twice(2回)、~times(~回)などの表現がよくいっしょに使われます。これらの単語がいっしょに使われているときは経験用法であると判断する要素になります。
経験用法の文を疑問文・否定文に書きかえると次のようになります。
You have visited Ken’s house.
→疑問文 Have you ever visited Ken’s house?
(あなたはケンの家を訪れたことはありますか。)
→否定文 You have never visited Ken’s house.
(あなたはケンの家を訪れたことはありません。)
疑問文ではeverが使われ、否定文ではnotではなくneverが使われることに注意しましょう。
また、「~へ行ったことがある」という経験はhave(has) been to ~という形になります。これも頻出項目ですので覚えておきましょう。

以上が中学校で学習する現在完了形の主なポイントになります。

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