自衛隊の最高指揮監督権 中学公民

中学公民で政治制度について学習します。
今日はその中の自衛隊の最高指揮監督権について考えてみます。

自衛隊の最高指揮監督権は防衛大臣でも現場の◯◯長と呼ばれる人でもなく、内閣総理大臣にあります。
内閣総理大臣に最高指揮監督権があることの土台となる考えかたにシビリアンコントロール(文民統制)というものがあります。
シビリアンコントロール(文民統制)とは、文民である政治家が軍隊を統制するという意味です。
軍事に対しては政治の方が優先するということを意味します。
文民とは、「軍人でない者。職業軍人の経歴をもたない者。」という意味です。

もちろん、自衛隊に関することを内閣総理大臣が全て1人で決めるということではなく、関係各機関の意見も集約して最終的に判断を下すのが内閣総理大臣であるというふうにとらえると良いと思います。
最高指揮監督権が内閣総理大臣にあるからといって、内閣総理大臣が独断で全てを決めてしまうと誤った判断をしてしまう危険もあるからです。

中学公民ではこれ以上深く問われることは少ないと思いますので、
➀自衛隊の最高指揮監督権が内閣総理大臣にあること、
➁シビリアンコントロール(文民統制)の意味、
➂文民とはどのような人か、
といったあたりを押さえておくとよいと思います。

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