三角州と扇状地 中学地理

中学地理で三角州と扇状地という用語について学習します。
どちらも日本の平野にできる地形なのですが、この2つを混同しテストでミスをする生徒さんがおりますので相違点について解説します。

まず読んで字のごとく、三角州は三角形のような形をした地形です。
一方扇状地は扇形のような形をした地形です。
見方によっては三角形も扇形も同じような形に見えるので、形だけで判断しようとすると間違いを起こしてしまうことがあります。
それではこの2つを区別する決定的な違いとは何でしょうか?
それはそれぞれの地形ができる「場所」の違いです。
三角州は河口(川が海に流れ出るところ)にできます。河口に砂や泥が堆積してできる地形で、水がしみこみにくく主に水田などに利用されています。
扇状地は川が山間部から平野に流れ出たところにできる地形です。川の水で運ばれた土砂が堆積してできる地形で、水が地下にしみこみやすく果樹園などに利用されています。

川が海に流れ出るところにできるのが三角州、川が山から平野に流れ出るところにできるのが扇状地です。
できる場所の違いをポイントとして覚えておくとよいでしょう。

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