単語の分類(品詞) 中学国語

中学国語文法の単語の分類についてまとめてみます。

単語を分類する上では、はたらきの違いを知ることが大切です。
まずは、単語を分類する上での基準をみてみます。

➀自立語か付属語か
【自立語】
それだけで文節をつくることができる単語を自立語といいます。
一つの文節に自立語は一つだけ存在します。
【付属語】
それだけでは文節を作ることができず、自立語とともに文節をつくる単語を付属語といいます。
一つの文節に一つだけ存在することもあれば、一つの文節の中に付属語が複数存在することもあります。

➁活用するかしないか
【活用する単語】
下に続くことばによって、形が変化する単語を活用する単語といいます。
【活用しない単語】
形が変化せず、いつも同じ形で使われる単語を活用しない単語といいます。

➂体言か用言か
【体言】
自立語で活用しない単語のうち、名詞のことを体言といいます。
【用言】
自立語で活用する単語を用言といいます。動詞・形容詞・形容動詞が用言です。

これらの基準も用い、単語は十種類の品詞に分けられます。
次に品詞の分類についてまとめます。
【名詞】
物や場所、人などの名前をあらわす単語です。
自立語で活用しません。
【動詞】
動作や、物・人の存在をあらわす単語です。
自立語で活用します。
【形容詞】
状態や性質をあらわす単語です。
自立語で活用します。
【形容動詞】
状態や性質をあらわす単語です。
自立語で活用します。
【連体詞】
体言(名詞)を修飾する連体修飾語としてだけ使われる単語です。
自立語で活用しません。
【副詞】
主として用言を修飾する、連用修飾語として使われる単語です。
自立語で活用しません。
【接続詞】
語句と語句、文と文などをつなぐ単語です。
自立語で活用しません。
【感動詞】
呼びかけや応答、感動・驚きなどをあらわす単語です。
自立語で活用しません。
【助動詞】
自立語や他の助動詞の後に付いて様々な意味を添えるはたらきをする単語です。
付属語で活用しません。
【助詞】
自立語や助動詞、他の助詞の後に付いて、語と語の関係などをあらわすはたらきをする単語です。
付属語で活用しません。

文法は難しく感じる人も多いと思いますが、まずはそれぞれの品詞の大まかなはたらきをイメージすることが大切です。
その後に、それぞれの品詞ごとに細かい内容を学習していくようにしましょう。

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