今日は中学英語目的格の関係代名詞について解説します。
目的格の関係代名詞も、主格の関係代名詞と同様に代名詞のはたらきと接続詞のはたらきを同時に持ちます。
主格の関係代名詞が、
I-my-me-mine
you-your-you-yours
he-his-him-his
she-her-her-hers
we-our-us-ours
they-their-them-theirs
it-its-it-/
という代名詞のうち、一番左の列の「~は・が」という主格の代名詞のはたらきを持つのに対し、目的格の関係代名詞は左から3列目の「~を・に」という目的格の代名詞のはたらきを持ちます。
中学校では目的格の関係代名詞は、人を説明するときはthat、人以外の物や動物を説明するときはwhich(that)を用います。
例を挙げます。
(1)This is a pen. He bought it yesterday.
→This is a pen which he bought yesterday.(これは彼が昨日買ったペンです。)
この文では、はじめ2つに分かれていた前の文のapenと、後ろの文にあるitが同じものを表しています。
後ろの文のitが関係代名詞whichに変わり、さらに2つの文を1つの文につなげるはたらきをしています。
(2)The man is my father. You saw him in the park.
→The man that you saw in the park is my father.(あなたが公園で会った男性は私の父です。)
この文では、はじめ2つに分かれていた前の文のThe manと、後ろの文にあるhimが同じ人を表しています。
後ろの文のhimが関係代名詞thatに変わり、さらに2つの文を1つの文につなげるはたらきをしています。