今日は漢字の音読みと訓読みについて解説します。
【音読み】
漢字は中国から伝わりました。そのときの中国語での発音に基づいた読み方を音読みといいます。
【訓読み】
音読みでは意味が分かりにくいので、日本にもともとあった言葉を漢字に当てはめて読む読み方を訓読みといいます。
中国から伝わった発音だけの読み方が音読みで、それに日本語の意味を当てはめた読み方が訓読みといったイメージです。
それだけでは意味が分からない読み方が音読みで、意味が分かる読み方が訓読みというふうに考えてもよいかもしれません。
漢字を二つ組み合わせた熟語の読み方には、次の四種類があります。
➀音読み+音読み
➁訓読み+訓読み
➂音読み+訓読み(この組み合わせを重箱読みといいます。)
➃訓読み+音読み(この組み合わせを湯桶読みといいます。)
以上、音読みと訓読みについて見てみましたが、実際に学習していると音読みだと思ったものが訓読みだったり、反対に訓読みだと思ったものが音読みだったりということもあるかと思います。
そんなときは漢字辞典の出番です。ぜひ辞典も活用して確認するようにしましょう。