中2国語で熟語の構成について学習します。
今日は2字の熟語の構成と間違いやすい点について解説します。
まずは2字の熟語の構成の種類についてまとめてみます。
➀上の漢字が下の漢字を修飾するもの
(例)青空(青い空) 深海(深い海)
➁下の字が上の字の目的語・補語になっているもの
(例)読書(書を読む) 登山(山に登る)
➂主語・述語の関係になっているもの
(例)県立(県が設立した) 頭痛(頭が痛い)
➃同じような意味の漢字を重ねたもの
(例)寒冷(寒いと冷たい) 優秀(優れていると秀でている)
➄対になる漢字を組み合わせたもの
(例)寒暖(寒いと暖かい) 長短(長いと短い)
➅上の漢字が下の漢字を打ち消すもの
(例)非常(常ではない) 無知(知識が無い、知らない)
主な分類は以上のようになります。
1つ1つは理解できないものではないと思いますが、テストで間違いやすいポイントを1つ挙げてみます。
それは、➀と➂の区別です。
➀と➂ともに、上の漢字から下の漢字につながるという構造は共通ですが、単純な修飾・被修飾の関係である➀と、主語・述語の関係である➂は別の種類として考える必要があります。
実際、中学校の定期テストや塾で実施する模擬試験でもこの区別がついていない誤りが一番多くなっていますのでここをしっかりと区別できるようにしてください。