単項式の乗法・除法について解説します。
【単項式の乗法】
(例1)
2a×(-5b)
=2×(-5)× a × b
=-10ab
(例2)
\((-a)^2×3a\)
=\(3 ×(-a)×(-a)× a\)
=\(3a^3\)
このように、単項式の乗法では係数(数字)どうし、文字どうしをかけ算します。
【単項式の除法】
(例1)
\(6a^2b ÷ 3a \)
=\(\frac{6a^2b}{3a}\)
=\(\frac{6×a×a×b}{3×a}\)
あとは約分できるところをして
=\(2ab\)
(例2)
\(-\frac{8}{3}ab ÷ \frac{4}{9}b\)
=\(-\frac{8ab}{3} ÷ \frac{4b}{9}\)
=\(-\frac{8ab}{3} × \frac{9}{4b}\)
=\(-\frac{8×a×b×9}{3×4×b}\)
あとは約分できるところをして
=\(-6a\)
このように単項式の除法では、分数の形にして計算したり、かけ算の式に直して計算することができます。
【乗除の混じった計算】
(例)
\(\frac{5}{8}b × \frac{3}{2}a ÷ \frac{3}{4}ab \)
=\(\frac{5b}{8} × \frac{3a}{2} ÷ \frac{3ab}{4} \)
=\(\frac{5b}{8} × \frac{3a}{2} × \frac{4}{3ab} \)
=\(\frac{5×b×3×a×4}{8×2×3×a×b}\)
あとは約分できるところをして
=\(\frac{5}{4}\)
このように乗除の混じった計算は、すべてかけ算の式に直して計算することができます。