等式の変形 中学数学


等式変形について解説します。

(例1)
次の等式を〔 〕内の文字について解きなさい。

2a-4b=8 〔a〕
aについて解くというのは、式をa=の形に変えなさいという意味です。
したがって、まずはaを含む項以外の項を移項します。
2a=4b+8
次に、両辺を2でわります。
 a=2b+4
これで完成です。

(例2)
\(v=\frac{1}{3} abc\) 〔c〕
式をc=の形にしたいので、まずはcを含む項が左辺に来るように両辺を入れかえます。
\(\frac{1}{3} abc=v\)
\( 次に両辺に3をかけて\frac{1}{3}を消します。\)
\(abc=3v\)
両辺をabでわり、c=の形を作ります。
abでわるということは、両辺の分母にabをつけ加えると考えてください。
\(\frac{abc}{ab} =\frac{3v}{ab}\)
左辺をabで約分します。
\(c=\frac{3v}{ab}\)
これで完成です。

等式変形をミスなく行うには、1度に複数の作業(計算)を行わないことがポイントです。
(例2)のように、c=の形をつくるため、1つ1つ手順を踏んで計算するようにしてください。

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