漢詩「春暁」 中学国語

今日は漢詩「春暁」について解説します。
 
※左から右に読んでください。
※レ点・一二点は省略してあります。教科書等を参照してください。
春 眠 不 覚 暁
処 処 聞 啼 鳥
夜 来 風 雨 声
花 落 知 多 少

【書き下し文】
春眠暁を覚えず
処々啼鳥を聞く
夜来風雨の声
花落つること知る多少

【現代語訳】
春の眠りは心地よく朝が来たのにも気づかないほどだ。
外のあちらこちらから鳥の鳴き声が聞こえる。
そういえば昨夜は雨風の音がしていた。
花はどれくらい散ったことだろう。

【ポイント】
➀作者は孟浩然
➁春の眠りの心地よさが歌われています。作者はふとんの中にでもいるものと思われます。
➂春の眠りの心地よさと共に花の散り具合を気にかけていることが歌われています。
➃形式は五言絶句(4行の構成(つながり)は起承転結という)
➄「暁」「鳥」「少」に押韻(五言絶句の決まりである二句・四句の他初句にも押韻あり)

このあたりが最初におさえておくべき点になります。
あとは授業の内容もしっかりと復習に加えましょう。

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