過去の数学の方程式文章題の授業でこんなことがありました。
問題 「・・(略)・・~さんのお父さんの年齢を求めなさい。」
A君 「先生、できました。」
先生 「お父さんの年齢は何才になりましたか?」
A君 「11才です。」
先生 「・・・・・・」
残念ながら不正解です。
先生 「それだとお父さんはあなたより若くなっちゃいますよね。」
問題 「・・(略)・・家から学校までの道のりを求めなさい。」
Bさん 「先生、できました。」
先生 「道のりはどのくらいになりましたか?」
Bさん 「5メートルです。」
先生 「・・・・・・」
残念ながら不正解です。
先生 「それだと玄関出たら数歩で学校になってしまいますよね。」
問題 「・・(略)・・この時の母の体重を求めなさい。」
Cさん 「先生、できました。」
先生 「お母さんの体重は何㎏ですか?」
Cさん 「18㎏です。」
先生 「・・・・・・」
残念ながら不正解です。
先生 「ダイエットを頑張ったとしてももう少し体重はありそうですよね。」
問題 「・・(略)・・この時の靴下1足の値段を求めなさい。」
D君 「先生、できました。」
先生 「靴下は1足いくらですか?」
D君 「25000円です。」
先生 「・・・・・・」
残念ながら不正解です。
先生 「その靴下には宝石の飾りでもついているのかな?」
どれも一生懸命まじめに解いてくれた解答ですが、設問の数字から見ると明らかに答えの数字が小さすぎたり大きすぎたりします。
文章問題は苦手意識を持つ生徒さんも多く、それ故、自分で式を立て答えが出せたときはそのうれしさから良く確かめず答えてしまう生徒さんがおります。ちょっと問題文にもどって確かめると、何かおかしいなと気付けることも多いと思います。この後、それぞれの生徒さんには正しい解き方を説明しましたが、確かめ・見直しはとても大切であるという例です。
★番外編★
問題 「・・(略)・・みかん3個を買ったらおつりは〇〇円でした。みかん1個はいくらですか。」
Eさん 「先生、質問です。」
先生 「どうしましたか?」
Eさん 「先生、私の家ではみかんは3個ずつは買いません。箱買いするのですがどうしたら良いですか?」
先生 「・・・・・・・・・・・・」
塾の現場では日々いろいろなことが起こっているのです。