中学校国語で短歌や俳句を学習します。
短歌や俳句の授業やテストで、鑑賞文を書く問題が出題されることがあります。
いきなり鑑賞文を書きなさいと言われてもどのような文章を書いたら良いのかとまどう生徒さんが多いのが実情です。
そこで今日は鑑賞文について感想文との違いも含めて解説します。
鑑賞文とは、その作品を書いた作者の意図、作者の気持ち、使われている表現技法にはどのようなものがあり、どのような効果を生んでいるか、どのような点に留意して味わったらよいかなど、その作品の解説に近い文章だとイメージすると良いと思います。鑑賞文に自分の感想を書くことはほとんどありません。
一方、感想文とは読んで字のごとく、その作品から感じる自由な感想を書く文章のことです。どういうところがおもしろかったのかとか、どういうところに心をひかれたのかとか、自分が感じた印象・感想を自由に書いて良い文章だと考えてください。
鑑賞文・感想文とも厳密な定義があるわけではないので、この説明が完璧だということではありませんが、鑑賞文と感想文の違いをイメージしていただければ幸いです。