磁界の単元で出てくる法則 中学理科

中学理科で磁界について学習します。
磁界の単元ではいくつかの法則が出てきますが、混乱・混同している生徒さんが見受けられます。
今日は磁界の単元で出てくる法則についてまとめてみます。

【右手の法則】
コイルを流れる電流の向きに右手の親指以外の4本の指を合わせると、親指の指す向きがコイルの内側の磁界の向き(=N極)になる。

【右ねじの法則】
電流が流れる導線のまわりにできる磁界の向きは、電流の流れる向きに対して右ねじを回す向きと同じになる。

【(フレミングの)左手の法則】
左手の人差し指を磁界の向きに、中指を電流の向きに合わせたときに、親指の指す向きが磁界の中で電流が受ける力の向きになる。
【(フレミングの)左手の法則の別バージョン】
(フレミングの)左手の法則にはもう1つやり方があります。
左手の手のひらを磁石のN極の方に向けます。(手をしっかりと開いてください。指はどの指も折り曲げません。)親指以外の4本の指を電流が流れる向きに合わせます。このとき、親指の指す向きが磁界の中で電流が受ける磁界の向きになります。
こちらの方がやりやすいという生徒さんもいるので合わせて覚えておくとよいでしょう。

【レンツの法則】
電磁誘導において、誘導電流の流れる向きは磁石の磁界を妨げる磁界ができる向きになる。

言葉だけではイメージしにくいものもあると思います。
実際の問題を解きながら、図を見たり指の方向を合わせたりしながらやり方を覚えていくことが大切です。
そのためにはどのような法則があるのか整理することが必要です。
まずは法則の種類をしっかりと理解しましょう。

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